8月31日午後より空港展示会場において和泉流 能楽師 狂言方 小笠原 匡先生より狂言面応募参加者との交流会を催しました。
お話し熱が入り古く仮面についてのお話が八百万の神、又、大化の改新、聖徳大使の時代まで話がさかのぼりました。

小笠原 匡先生のホームページクリック
          

今年は空港能面展に狂言面を展示しました。

入選作品能面展示会

場所 大阪国際空港 ターミナルビル3F エアーポートギャラリー
時  平成25年8月30日~9月2日
AM10:00~
  AM12:00
能面展示室に於いて能楽師の各先生方に応募参加者各個人の作品についての感想等が聞きける交流の場を持ちました。

















梅若先生、大槻先生を交え
川上尭由氏(梅若玄祥賞)、
伊庭貞一氏(大槻文臧賞)が自身の作品前で懇談されました。


  山本博通先生             山崎正道先生


  赤松禎英先生                武富康之先生


AM12:30~
  PM13:45
紫苑閣見所にて能面祭実行委員と参加者の交流を行い、能面祭運営についてのご意見、及び入賞された方々の作品製作における苦労話等貴重なお話しを伺う事が出来ました。
PM14:00~
  PM16:00
紫苑閣見所にて山本博通先生の司会により審査員先生方と参加者の交流会を行いました。

①ご挨拶
 梅若玄祥先生、大槻文臧先生
















②入賞者の表彰状授与式
梅若、大槻両先生より直接手渡し頂きました








③梅若家、大槻家の本面を公開頂きました。

梅若家本面
  老女小町、深井
大槻家本面
  若女、頼政(2面)













④入選面を用いて舞台装束をつけ所作頂き、能面の持つ表情の繊細さに参加者一同改めて驚かされました。
(今回の装束は黒頭、赤頭、白頭、鬘等用意頂きました。)













                                                                                        入選作品の大べし見、黒べし見に黒頭、赤頭、の装束を着けて先生方に所作を頂き面の表情等がどの様に受け取れるかを検証、又頭を取り替えて見比べ、その面の持つ違いが改めて確認出来ました。。





 


入選作品の増女、深井等にも鬘をつけて所作を頂き、女面の持つ表情の繊細さに改めて能面製作の困難さを感じさせられました。





梅若玄祥賞「山姥」には黒頭と白頭を付け替え、どちらが合うか参加者に選んで頂いたところ、断然白頭が多く、来年春開催予定の第7回島熊山桜能演能曲「安達原」には「山姥」に白頭を使用する事になりました。
一般的に能曲「安達原」には般若面を使用しますが、山姥面使用も興味深い舞台となりそうです。
PM16:00~
  PM17:00
推薦枠参加者
  特別交流会




梅若玄祥先生、大槻文臧先生より直接感想を頂き、又お尋ねする会を催しました。


第1回島熊山能面祭

ごあいさつ

審査員

島熊山能面祭 TOP
大  賞 (2面)
 第7回島熊山桜能「安達原」(開催日H26年4月24日)に使用致しました。

  第7回島熊山能面祭に沢山のご応募をいただき有難う御座いました。
今回は全国30都府県より240面の応募をいただきました。その中には、面打ち歴5年以内の新人が29名、初めてご応募いただいた方が54名おられました。
 応募数の増加は、「後世に残る優れた新作面の発掘と面打ちへの支援」を目的に質の高い能面コンクールを目指してきた結果だと喜んでいます。合わせて今年は島熊山能面祭「優秀能面作家「登録制度の発足と「推薦枠」部門を新設することで、皆様に新たな目標と「能楽師が舞いたくなる能面」に近づく大きな一歩を踏み出す事が出来たと思っています。
 今回も梅若玄祥・大槻文蔵先生はじめ、能楽師の先生方の多大なご協力をいただきました。
能楽師のみで全て作品を一つ一つ手に取って厳しい審査とコメントを付ける大変な作業を快く引き受けていただきました。改めて感謝申し上げます。
 能面は舞台で使われるのが本来の役割です。その目標に向かって日々努力されている全国の面打ちの皆様に敬意を表したいと思います。
 実行委員会は作品を正当に評価する能面祭を通じて、全ての面打ちの方々のレベルアップに少しでも貢献したいと考えています。

                                 
 島熊山能面祭実行委員会

作品名 応募作者 出身地
梅若玄祥賞 山姥
(やまんば)
川上 尭由 愛知県
大槻文蔵賞 深井
(ふかい)
伊庭 貞一 滋賀県
作品名 応募作者 出身地
豊中市長賞 中将
(ちゅうじょう)
関東 秀康 大阪府
豊中市教育委員会賞 増女
(ぞうおんな)
谷 宜子 滋賀県
作品名 応募作者 出身地
審査員特別賞
(2面)
橋姫Ⅱ
(はしひめ)
坂井 孝 愛知県
神体
(しんたい)
立錦 祥元 広島県
作品名 応募作者 出身地
最優秀新人賞 節木増
(ふしきぞう)
海老原 彰 鹿児島県
作品名 応募作者 出身地
優秀新人賞
(2面)
 
(しかみ)
石田 浩 静岡県
千種怪士
(ちぐさあやかし)
松尾 茂夫 滋賀県
作品名 応募作者 出身地 作品名 応募作者 出身地
奨励賞
(18面)
石王尉    (いしおうじょう) 川井 郁司 兵庫県 宝増
(ほうぞう)
池谷 幸喜 山梨県
若女(小菊)
(わかおんな)
眞野 恵子 福岡県 小面
(こおもて)
松本二三年 福岡県
小癋見
(こべしみ)
塚田 和夫 大阪府
(たか)
小熊 正 東京都
慈童
(じどう)
坪西 國廣 福岡県 祖母
(そぼ)
山本 益穂 兵庫県
大悪尉
(だいあくじょう)
山縣 徹 大阪府 三日月
(みかづき)
井硲 博 和歌山県
猩々
(しょうじょう)
大橋 庄一 滋賀県 邯鄲男
(かんたんおとこ)
宮根浅五郎 埼玉県
中将
(ちょうじょう)
宮根浅五郎 埼玉県 万媚
(まんび)
井上 欣一 長野県

(かわず)
古濱伊津子 奈良県 増女
(ぞうおんな)
小林 利夫 滋賀県
霊神
(れいしん)
大南 真 兵庫県 小癋見
(こべしみ)
大南 真 兵庫県
交流会

8月18日(日)於:豊中不動尊 能舞台(紫苑閣)

詳細はこちらから

特別賞(2面)

*「優秀能面作家登録と推薦枠の新設について」

*「推薦枠募集要項」

*「優秀能面作家登録者」

第7回島熊山能面祭
図録
入選発表
交流会
入選作品
能面展


審査風景

推薦部門(7面

本年より「推薦部門」を追加致しました。

作品名 応募作者 出身地 作品名 応募作者 出身地
優秀賞
(7面)
中癋見
(ちゅうべしみ)
平野 親義 福岡県 大癋見
(おおべしみ)
関東 秀康 大阪府
黒髭
(くろひげ)
岩崎 拓治 兵庫県 黒癋見
(くろべしみ)
岩崎 拓治 兵庫県
泣増
(なきぞう)
田中 通義 福岡県 二十余
(はたちあまり)
鈴木 康志 静岡県
長霊癋見
(ちょうれいべしみ)
福瀧 一也 兵庫県
観世流能楽師 シテ方        泉流能楽師 狂言方

梅若 玄祥師   大槻 文臧師   小笠原 匡師 
山本 博通師   赤松 禎英師
山崎 正道師   武富 康之師
 (敬称略) 受付順

梅若玄祥先生    大槻文臧先生    山本博通先生 山崎正道先生 赤松禎英先生  武富康之先生  小笠原 匡先生

今年も8月31日には淺利豊中市長にご来場いただきました。
スケジュールの関係がありますが、合えば、次回交流会の賞状授与式の豊中市長賞プレゼンターとして出席も約束頂きました。

作品名 応募作者 出身地
宝増
(ほうぞう)
貞光 康子 福岡県
三日月
(みかづき)
原田ちよ子 愛知県
孫次郎
(まごじろう)
藤田 修三 兵庫県
逆髪
(さかがみ)
田水 満 大阪府
小面
(こおもて)
相良 悟 福岡県
増女
(ぞうおんな)
住村 太 福岡県
弱法師
(よろほうし)
藤本 重慶 大阪府

入選作品
一般部門

産経新聞記事(交流会、能面展)
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